静かな夜に、たまに響き渡る音がする時はありませんか?
睡眠中に無意識に自分や他の人が発しているいびきです。
いびきをしようと思ってやっているわけではありません。
ですが、どちらかというといびきはしないで寝る方がいいなと思いませんか?
それに、もしいびきに気付いて治すことができたら、改善できることがたくさんあるのです!
そこで今回はいびきについて、改善する方法をご紹介していきたいと思います。
目次
いびきにも種類がある? それぞれが及ぼす原因とは

いびきに種類なんてあるの? と思った人がいるのではないかと思います。
確かにいびきはどれも同じように見えますよね。
でも実はいびきにも種類があるのです!
それを今から簡単にご説明していきますね。
そもそもいびきが起こる理由とは?
いびきは寝ている時に喉が狭くなって、そこに空気が通ると喉が振動する事で起こる現象です。
この原因には、まず仰向けで寝ることにあります。
仰向けは喉の上の気道を塞いでしまう事があり、口呼吸になりやすくなります。
そのため空気抵抗が大きくなってしまい、いびきをかきやすくなるのです。

散発性いびきと習慣性いびき
いびきの種類は大きく2種類に分けられます。
それぞれ理由が違いますので、今から簡単に説明していきますね!
散発性いびき
これは普段の生活ではいびきをかいてない人が、お酒を飲んだ時や疲れた時だけ一時的に起こる現象を言います。
また、花粉症などで鼻が詰まっている時や扁桃腺が腫れている時にも起こる場合があります。
日常生活でいびきをかいているわけではないので、特に気にする必要はありませんので安心してくださいね。
習慣性いびき
こちらは、逆に普段から常にいびきをしている人に当てはまるものです。
寝ている間の呼吸量が減ったり、体は寝ていても頭は起きている状態(覚醒反応)で起こる場合があります。
習慣性いびきも原因によって異なる?
習慣性いびきは更に細かく分かれています。
それぞれどのように違うのか見てみましょう!
単純いびき
これは睡眠の妨げや日中の眠気がないタイプです。
鼻づまりなどが原因でなることが多いようです。
起きた時に体調に影響がなく、スッキリ起きられるのであれば大丈夫です。
飲酒や鼻づまりなどの原因を取り除くことで解消できます。
もしいびきが続くようであったら、早めに原因を突き止めましょう。
上気道抵抗症候群
こちらは無呼吸や低呼吸はありませんが、習慣的ないびきが特徴的です。
しっかり睡眠をとっているのに日中に眠気や疲労感があります。
これは、睡眠中に何度も脳が起きてしまうのが原因です。
少し注意が必要な症状なので、もし気付いたら生活習慣を見直してみましょう。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
寝ている時に突然いびきが止まり、しばらくしてからガガっという音とともに再開する光景を見たことはありませんか?
この症状が見られた方は、無呼吸状態の可能性が高いです!
これは今までのいびきとは影響が異なり重要なので、後に述べたいと思います。
- 特に問題のない散発性いびきと少し注意が必要な習慣性いびき
- 習慣性いびきも状態によって症状が異なる
- 単純いびき、上気道抵抗症候群は生活習慣を見直す
睡眠時に呼吸が止まる!? 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の危険性とは?

テレビでよく話題になって取り上げられるのが、睡眠時無呼吸症候群です。
睡眠が分断されることで睡眠が浅くなり、無呼吸や低呼吸の状態が続き体が低酸素不足の状態になります。
この症状は今特に問題視されているんです。
SASは体にどんな危険性があるのか今から述べていきたいと思います。
正常ないびきの状態より寿命に影響する?
SASの人は、正常な人よりも死亡する確率は4倍にも上昇させるほど寿命に関係があると言われています。
理由としては日中の眠気による居眠り運転、動脈硬化や不整脈です。
睡眠時に何度も無呼吸を繰り返す事により、脳が酸素不足になってしまうからです。
日中の眠気がよく起こり、我慢が出来ない状態でしたらSASの可能性があるので気を付けましょう!






生活習慣病になりやすくなる?
十分な睡眠時間を取っていても、脳が寝ていないので睡眠不足と似た感じになります。
熟睡できないことによって、血圧や血糖値の上昇や新陳代謝に異常が現れて肥満になる傾向が高まってきます。
それによって生活習慣病のリスクが高まるのです。
したがって、逆に生活習慣病が発覚した時は、SASを疑ってみるのも1つです。
何かのタイミングでSASの可能性が高いと気づいたら、まずは病院に行って診てもらいましょう!
- 死亡のリスクが4倍に上がってしまう
- 日中に事故が起きやすくなり生活に支障が出る
- 生活習慣病になりやすい
少しでもいびきを治したい! すぐにできる改善法3つご紹介!

いびきを治したいけど、すぐに病院に行けないという人はいるのではないでしょうか。
仕事が忙しかったり、未成年だったら親に話しにくいかもしれませんね。
習慣的いびきでも危険度の低い段階の人たちが、どのように改善をしたら良いかをこれから紹介していきます。
ダイエットをする
首回りに脂肪が付くことが原因でいびきをかいている可能性があります。
余分な脂肪を落として、体重をキープすることで治ることがあります。
運動していない人や食事の偏りがある方は、まずここから見直してみましょう!
意識して実行できることなので頑張りましょう。
生活習慣を見直す
生活習慣を見直す事はいびきを治すのにとても有効です。
お酒をたくさん飲みすぎる人やタバコを吸っている人は、気道に炎症を起こしている可能性があるので、まずはそこを見直してみましょう。
また、寝る時の体勢を変えるのも1つです。
仰向けで寝ると気道を塞ぎやすくなるので、横向きに寝たり枕の高さを変えることで気道の確保ができていびきの軽減に繋がります。
どんな枕を使えば良いのか分からないという人におすすめなのがこちらです!

寝室を乾燥させない
いびきをしている時は口呼吸をしています。
部屋の空気が乾燥していると、喉が乾燥したり埃が入ったりして炎症を起こす可能性があります。
炎症を起こしてしまうと、喉が腫れて気道が狭くなりいびきを起こしやすくなるのです。
でも湿度って一体どのくらいあったらいいの? と疑問に思う方もいると思います。
よく言われているおすすめの部屋の湿度は40%です。
湿度を適度な状態に保つと、風邪などのあらゆる病気にもかかりにくくなりますよ!
特に乾燥しやすい冬に気をつけながら、湿度を保った部屋で寝るようにしましょう。
- ダイエットをで余計な脂肪を減らす
- 生活習慣を見直す
- 部屋を乾燥させたまま寝ない
まとめ
普段無意識のうちに起こるいびきですが、体にはとても良くない影響を与えているんですね。
今までいびきに悩んでいた人もいるでしょう。
人から注意されて初めて気付き、恥ずかしい思いをした事もあるでしょう。
でも、諦める必要なんてないんです!
- 散発性いびきはすぐに治せる
- 習慣性いびきに気づいたら、すぐに生活習慣を見直す
- 睡眠時無呼吸症候群の場合は迷わずにすぐ病院で診てもらう
自分のいびきの種類を見付けることで、原因が掴めて対応しやすくなります。
もしいびきに気づいたら、まずは生活習慣を見直してみましょう。
多くの原因はそこにあると言われています。
いびきを改善することで、日常生活において体にたくさんの健康的な影響をもたらすことができます。
きちんとした熟睡ができることで、不安が解消され気持ちがポジティブになるはずです。
いびきを無くし、少しでも体に健康的な生活を心がけてみましょう!