健康な体作りのためには肉より野菜…と思う人が多いと思います。
健康診断の結果が悪かったから、野菜中心の生活にした、とか、
カロリーが気になるからお肉は避けたい…とか、
そのように考える人も、少なくないと思います。
しかし、お肉には健康に良い効果もたくさんありますし、
野菜だけでは補えない要素もあるんです!
今回は、そんなお肉の健康へのメリットをご紹介したいと思います。
目次
種類別お肉のメリットをご紹介!

お肉は健康に良い、と簡単に説明されても、
肉には種類があるし、健康にどんなメリットがあるかよく分からない…
という風になってしまうと思います。
なので、ここでは牛肉、豚肉、鶏肉のそれぞれの特徴やメリットをご紹介し、
それぞれのお肉の良さについて知っていただこうと思います!
牛肉は体のパフォーマンス維持に重要!
豚肉や鶏肉と比べると、牛肉には鉄分と亜鉛がとても豊富に含まれています。
鉄分は、赤血球中に存在し、酸素を運ぶ役割があり、貧血の人にとって大事な成分です。
鉄分が不足(鉄欠乏症)すると、骨や肌の異常や、メンタル面に悪影響があると言われています。
その症状に気づきにくいとも言われているので、注意が必要ですね。
そして、亜鉛は、タンパク質の合成に役立ち、味覚を正常に保つ働きがあります。
亜鉛が不足(亜鉛欠乏症)すると、味覚障害や皮膚炎、口内炎につながります。
しっかりと取って、そのようなデメリットを防ぐ必要があります。
これらの鉄分と亜鉛は、牛肉から同時に摂取することができます。
体のパフォーマンス維持に関わるので、積極的に食事に取り入れていきたいですね!
牛肉の脂身や赤身といった、あまり健康的なイメージのないものですが、
実はしっかりとした健康へのメリットがあるので、簡単にご紹介します。
- 牛肉の脂身…脂身に含まれるオレイン酸により、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを低減可能
- 牛肉の赤身…タンパク質と鉄分が特に多く含まれ、低カロリー!
牛肉の脂身と赤身については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
豚肉はダイエットやメンタルヘルスに効果的!
豚肉は、ビタミンB1、B2が豊富に含まれています。
- ビタミンB群全般…皮膚や粘膜の健康維持にかかわる
- ビタミンB1…糖質からのエネルギー生産を促す
- ビタミンB2…糖質や脂質の代謝を促し、不足すると口角炎や皮膚炎などを起こす
このように、ビタミンB1とB2はそれぞれ糖質や脂質といった要素と深くかかわっており、
不足すると、口角炎や皮膚炎につながってしまいます。
糖質や脂質を制限しながらダイエットしている人にも良いお肉と言えるかもしれません。
また、必須アミノ酸の一つである、トリプトファンも含まれています。
トリプトファンは、うつ病予防に効果的な幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの、元になります。
豚肉を料理としておいしく食べつつ、メンタルヘルスも大事にしたいですよね。
豚肉と美容・健康の関係については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
鶏肉でコスパよく健康になろう!
牛肉、豚肉、鶏肉の3つを比較するとき、気になるのは価格の差ですよね。
地域、産地や部位によって価格は様々ですが、鶏肉と比較して、豚肉は約1.2倍、牛肉は約2倍程の価格になります。
健康に気を使うと、お金がかかったりすることがよくあります。
しかし、食生活において鶏肉を多めに取り入れるだけであれば、手間も準備もいりません。


また、鶏肉の部位のうち、手羽先には、コラーゲンがたっぷりです!
お肌にはコラーゲンが良いというのはよく耳にすることだと思います。
健康的なお肌のためにコラーゲンは重要なのですが、
コラーゲンは歳を重ねるごとに減少する量が増えていき、生産が追い付かなくなってきてしまいます。
たるみを防ぎ、ハリのあるお肌を維持するためにも、
手羽先を食べてコラーゲンを摂取しましょう!
鶏肉と健康については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
- 牛肉は鉄分や亜鉛が豊富で、体のパフォーマンスの維持に重要!
- 豚肉はビタミンB1・B2が豊富で、ダイエットする人に最適!
- 鶏肉はコスパが良く、美肌を保つ効果も!
健康になるための肉料理を作ろう! おススメレシピ3選

「でも、お肉を使った料理って手間がかかって面倒なんでしょう?」と思っていませんか?
牛肉、豚肉、鶏肉のそれぞれの良さについてはご紹介したとおりですが、
簡単に料理することもできるんです!
そして、お肉を使った料理は多種多様あり、飽きを感じさせません。
ここでは、牛肉、豚肉、鶏肉のそれぞれのおススメのレシピをご紹介します!
難しくないので、気軽に作ってみてください!
ロシアの牛肉料理、ビーフストロガノフ!
牛肉は、日本以外でも、世界中で料理に使われています。
そんな中で、今回は、ロシアの牛肉料理、ビーフストロガノフを紹介します。
海外の料理は、難しそうだったり、材料が珍しいものであったりということもありますが、
今回は簡単に手に入る食材を主に使ったレシピを紹介します!
材料
- 牛肉(薄切りロース)…300g
- 玉ねぎ…1個
- しめじ…1パック
- ご飯…適量
- バター…大さじ1
- パセリ、塩、こしょう…各少々
- トマトピューレ…150g
- デミグラスソース…100ml
- 水…200ml
作り方
- 牛肉を3等分に切り、玉ねぎを薄切りにし、しめじは石づきを切って分ける
- 鍋でバターを熱し、玉ねぎを炒め、しめじ、牛肉を加える
- 塩とこしょうを軽くかける
- トマトピューレ、デミグラスソース、水を鍋に加え、弱火で煮込む
- ご飯と共にお皿に入れ、パセリをかける

低カロリーで作るのも簡単! 豚バラとブロッコリーの塩炒め
お肉を食べるからには、味のしっかりしたものを食べたいけど、
やっぱりカロリーも気になる…なんてこともあると思います。
豚肉を使った料理の中でも、シンプルかつ簡単で、味もしっかりしているのが、
豚バラとブロッコリーの塩炒めです。
材料
- 豚バラ薄切り肉…80g
- ブロッコリー…1株
- サラダ油…大さじ1
【調味料】 - 鶏ガラスープの素(顆粒)…小さじ1/2
- 片栗粉…小さじ1/2
- 塩…小さじ1/3
- こしょう…少々
- 水…1/3カップ
作り方
- 豚肉を幅2~3cmに切り、ブロッコリーは小房に分けて、茎は縦に幅3~4mmに切ります。
- 小さめの器に【調味料】の材料を混ぜ合わせる。
- フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、豚肉を入れてほぐしながら炒める。
- 全体がほぐれて色が変わったら、ブロッコリーを加えてさっと混ぜる。
- 全体に油が回ったら、水大さじ3を加えてふたをし、3~4分蒸し焼きにする。
- ふたを取って強火にし、合わせ調味料をもう一度混ぜてから回し入れる。
- 底から返すようにして大きく混ぜ、汁けがほとんどなくなったら火を止めて、器に盛る。

ジューシーに食べよう! 鶏もも肉の照り焼き
材料
- 鶏もも肉…4枚
- 塩・こしょう…少々
- 水…100g
- 醤油・酒・みりん…各大さじ3
作り方
- 鶏もも肉に切れ目を入れ、塩・こしょうで下味をつける
- 水、醤油、酒、みりんをフライパンに入れ、沸騰させる
- 鶏もも肉をフライパンに入れ、煮詰める
- タレにとろみが出たら完成
野菜の上に乗せて一緒に食べたり、サンドイッチの具にしてもいいですね。

- ビーフストロガノフを作って、いつもと違う食事で気分転換!
- 豚肉はブロッコリーと合わせて低カロリーごはんに!
- 鶏もも肉のてり焼きは、ご飯でもパンでも、相性バツグン!
まとめ
肉料理といえば高カロリーで太りやすい、健康にも悪そう、調理も面倒…という人もいたはずです。
でも今回の記事で、そのイメージは覆ったのではないでしょうか。
ご紹介させていただいたように、お肉には、
- 牛肉は鉄分や亜鉛が豊富で、体のパフォーマンスの維持に重要!
- 豚肉はビタミンB1・B2が豊富で、ダイエットする人に最適!
- 鶏肉はコスパが良く、美肌を保つ効果も!
というように、健康や美容に効果があります。
そして、自分の目的別で、お肉を選ぶこともできるんです。
自分に合ったやり方・お肉で、お肉を食生活の中に取り入れ、
さらなる健康を目指しましょう!